海外移住はドイツがおすすめ! ドイツ在住15年だから言えること

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コダモンです。(@kodamon)

これまで通算15年ほど海外で暮らしてきました。

日本の高校を卒業した後は単身ドイツに渡って、ドイツの大学を卒業。ドイツ在住歴も、かれこれ10年以上になります。

日本の大手企業を4年半で辞めて、今はドイツ国内のドイツ企業に勤めています。


日本とドイツの両方で社会人を経験したわけですが、ドイツの会社員生活にはワークライフバランスがあるし、ドイツは日本人にとっても暮らしやすい国です。

コダモン
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日本もドイツも好き


そこで今回は、『移住をするならドイツがおススメな理由!』というテーマで、実際に長年ドイツで暮らすコダモンが解説します。

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ドイツはヨーロッパでも安全な国

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まず、日本以外の国で暮らすにあたって気になるのが、その国の治安。

経済平和研究所の「Global Peace Index 2018」の調査によると、日本は世界平和度指数で世界第9位に食い込む、世界でも有数の “平和な国” です。
 
日本は平和な国なので、なおさら移住先の治安が気になるでしょう。

ご安心ください。

ドイツの同ランキングでの順位は17位です。

これは、北欧やスイスなどの『治安が良くて有名な国』に次ぐ高順位。
 
コダモン
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ドイツはかなり安全


数字的に見ても、ドイツはヨーロッパの中でも豊かで安全な国だと言えます。フランス (61位) やスペイン(30位) などと比べると、その順位の高さがわかると思います。

実際にドイツに長年住んでみて、これまで『身の危険を感じるシチュエーション』は一度もありませんでした。

欧米諸国は『競争社会』なのでシビアな面もありますが、それ以外はいたって平和。日常生活で身構えて行動するような必要はありません。

それでも…。ドイツは『海外』なので、やはり日本とは違います。
 
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ドイツで注意するべきところ


ドイツに移住する場合は、具体的に次のような事を知っておく必要があるでしょう:

排他的な極右勢力/政党が存在する!

極右の存在は危険因子です。かいつまんで言えば、「ドイツ人最高!」「外国人は追い出せ!」という思想だからです。特に旧東ドイツでは、国家主義を掲げる極右勢力が急伸していて右傾化するドイツ人もいます。


日本の反社会的組織にあたる『マフィア』がいる
!

次に『マフィアの存在』がありますが、これは普通に生活していれば接点はありません。ただし、裏社会では様々な派閥や犯罪組織が実際に暗躍している…ということを知っておく必要はある。何か不運な間違いが起きないかぎり、日常生活では無縁でしょう。


ドイツ人も被害に遭うほど巧妙な軽犯罪がある!

ドイツをはじめ欧州では軽犯罪が多く、東欧など国外から来る犯罪グループなども存在します。現地人ですらも「電車移動中に鞄を置き引きされた」「車の窓ガラスを割られて荷物を盗まれた」などの被害に遭う事があります。


飲酒や違法薬物のハードルが日本より低い!

ドイツではビールなど指定されたアルコール類は16歳以上から購入可能で、飲酒率が高い印象です。昼間から酔っ払い同士の小競り合いに遭遇することもあります。また、大麻が合法的に購入できるオランダが隣国であったりと、違法薬物が日本以上に身近に存在します。


…とは言っても、これらの注意点は普通に暮らしていれば無関係というレベル。

コダモン
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基本的には大丈夫


ドイツの大都市には色々な人種がいるので、日本人は良い意味でも『その他大勢』。外国人だからトラブルに巻き込まれる、という事はほぼありません。

夜の街を若い女性が一人でウロウロするのはちょっと危険…という感覚です。

ドイツでは警察官も頻繁に巡回しているので、心強い。

トータルとして、ドイツは日本人が暮らすには十分安全! だと言えます。

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ドイツは医療保険システムも充実

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ドイツは、世界でも有数の医療保険が充実した国です。

日本は『ドイツをお手本にしている』部分がたくさんあります。そのうちの一つが医療制度。日本の医療制度は、明治時代初期にドイツの医療制度を規範として作られました。

(「日本とドイツの医療システムの違い」, 2019年11月時点)


ドイツの医療保険制度は長い歴史があり、日本もかつて参考にしたほど優れているのです。

ドイツに住む人は、みんな医療保険に入らなければなりません。移住者も留学生も、失業者も保険加入が必須です。

要するに、ドイツは日本と同じように『国民皆保険の国』なのです。保険料も所得に応じます。

コダモン
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制度に安定感がある


これまで実際に長年ドイツの保険制度にお世話になりましたが、何一つ不自由はなかったです。

法定保険に入っていましたが、簡単なケガや病気の治療などから『妻の出産』や『乳幼児健診』まで、一通りの医療機関とその対応を経験してきました。

設備はキレイだし、現地の人々の対応も丁寧。大きな困りごとは無かったです。

コダモン
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問題なし


ワンランク上の保険を希望する人のためにも、ドイツには法定保険の他に『プライベート健康保険』があります。

ざっくりと説明すれば、この保険には法定保険ではカバーされない検査や治療内容が含まれていて、「待ち時間が短い」「入院の際は個室を選べる」など、より質の良いサービスがある。ただし、その分割高で条件付きです。

プライベート保険は、一定の収入以上の人や自営業、もしくは公務員向けの保険です。

(※ドイツの保険制度やその仕組みに関しては、他に細かく説明されているサイトがあるので割愛!)


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ドイツと日本は接点がたくさんある!

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あまり知られていませんが、ドイツは意外と『親日国』です。 

多くの日本人がドイツに定住するのも、頷けます。

ドイツの在留邦人数は世界8位となっていて、およそ4万2200人の日本人がドイツに住んでいます。

(JETRO – ドイツ食品事情と日本食の可能性, 2019年11月時点)

日本人の数だけで言えば、欧州ではイギリスに次いで在留邦人数が多いです。

ドイツに住む日本人が多い背景には、ドイツが世界有数の先進工業国である事実以外にも、『日本人が定住しやすい環境が整っている』という事があります。

コダモン
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暮らしやすい


ドイツには日本との接点がたくさんあるのです。

ヨーロッパ最大規模の『日本人コミュニティ』がある

ドイツの西部に位置するデュッセルドルフという街は、ドイツでも中規模の街ながら、パリとロンドンに次ぐヨーロッパ第3位の日本人コミュニティが存在します。およそ8千人の日本人が居住しており、約400社の日系企業が進出している。日本総領事館や日本人学校もあり、ドイツ国内における日本文化の発信拠点とも言えます。

(Japan in Düsseldorf und NRW,2019年11月時点)

ドイツでは日本食ブーム!

ベジタリアンとVegan(ヴィーガン)用食品が急速に増加するドイツでは、日本のヘルシーな料理や食材にも注目が集まっています。最近ではスーパーなどでも日本食コーナーを設ける店舗があり、お寿司や枝豆などをパックで売っているお店もあります。

(「ドイツ食品事情と日本食の可能性」,2019年11月時点)

ドイツ人は日本に関心がある!

欧州からの訪日旅行客数は全体のおよそ5,5% (年間約172万人) です。その中でもドイツ人の訪日旅行客数は年間約22万人であり、欧州諸国では第3位。日本への関心が比較的高い事がわかります。

(日本政府観光局 (JNTO) 「訪日外客統計の集計・発表 2018年」,2019年11月時点)

日本人なら滞在許可も取得しやすい?

ドイツでは、日本国籍を有する人は条件さえ満たせば基本的に誰でも滞在許可を入手できます。いわゆる『長期滞在ビザ』のことですが、必要書類を揃えれば、短期滞在として認められる90日間の滞在中に有効な長期滞在許可を入手する事が可能です。


移民が多いドイツでは、はからずも申請者の出自や環境によって滞在許可のプロセスが『スムーズにいくかどうか』変わることがあります。

コダモン
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日本人はおトク?


知人のとある日本人は、滞在許可を申請した際に、役所の担当者に開口一番「ああ日本人? それなら問題ないでしょう」と言われたそうです。

移民の中には、犯罪歴をゴマかしたり経済的な理由だけでドイツへの移住を目論む人もいます。

そのような中、ルールをしっかり守って書類の不備やトラブルが少ない日本人には『クリーンなイメージ』があるのだと想像します。

そして、ドイツで実際に生活していても日本人に対するイメージはポジティブであると言えます。

日常生活の何気ない会話の中でも「日本人は礼儀正しい」「日本食は素晴らしい」などと言ってくれる人は多く、ドイツ人は基本的に親日だと言えます。

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ドイツ人はワークライフバランス重視

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日本とドイツで実際にサラリーマンをやってみましたが、ドイツのワークライフバランスは本物です。

長時間労働を避けて、家族との時間を大切にするドイツ人。

そんなドイツならではの『働く環境』は、日本とは大違いです。

ドイツ人の1人当たりの年間労働時間はおよそ1,371 時間です。日本は1,719時間。

(出典: JETRO – 同上)

同じ先進国、同じ経済大国でも、ドイツ人の方がより効率的に働いている。それは労働生産性にもしっかり表れています。

そして…。

ドイツには基本的に残業がありません。


ドイツ人はルールに従って働き、決められたことをキチっと守る。そのあたりは日本人にも共通しますが、ドイツと日本の決定的な違いは、ドイツは個人主義だということ。

これが、ドイツ人の働き方に反映されています。

ドイツでは常に『個』が優先され、組織もそれを理解している。ドイツの職場では、みんな基本的に各自の裁量と判断で仕事をしているのです。

コダモン
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集団行動ナイ


結果として、ドイツには「上司の目を気にして残業」「周りの目を気にして残業」というような不効率なことがない。ドイツ人は、仕事が終わればさっさと帰ります。

日本にありがちな『ムダ残業』や『サービス残業』もない。

長時間労働に苦しんで、上司の残業に付き合って、行きたくもない飲み会に駆り出されて…という働き方は、ドイツにはありません。

プライベートを大事にするドイツ人は、『ワーク』よりも『ライフ』を優先させながら働いているのです。

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ここに注意! ドイツで暮らすデメリット


ここまで『ドイツの良いところ』ばかりにフォーカスを当ててきましたが、ドイツのヤバい部分もちゃんと紹介します。

結論から言うと、ドイツでの日常生活を苦痛に感じる人もいます。

その一番の理由は、ドイツ人の『サービス』に対する姿勢。

日本の高品質のサービスと、日本人の『サービス精神』は国民性で、日本にしかありません。ドイツに移住した場合はこれがネックになります。

そうです…。


ドイツでは低レベルのサービスが当たり前なのです。


これには、長年ドイツに住むドイツハーフでさえもイライラします。

コダモン
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マジでイラつく


長年暮らしていればある程度は慣れますが、日常生活でストレスを感じる場面は少なくありません。

具体的には、次のような『イライラ要素』がドイツにはあります:

市役所などの公的機関の対応が悪い!

ドイツのお役所は絵に描いたようなマニュアル対応しかせず、とことん融通が利きません。ドイツ語表記しかない、誰も何も教えてくれない、番号札もない…。同じマニュアル対応でも、日本の親切さからは程遠い『サバイバル現場』です。


ドイツ食は正直、
微妙!

ドイツ食は飽きます。これは個人差では無く、単純に種類が少ないから。多くのドイツ人は食に対するこだわりが薄く、日本人からすれば理解不能なほど『お決まりの食事』だけで満足できてしまうのです。外食の選択肢も日本より少なく、物足りなさを感じるでしょう。


「サービス精神の無さ」がヒドい
!

ドイツでは電車やバスなどの公共交通手段が遅延するのが当たり前。日本のように時刻表通りに運行することはほぼ無く、電車のドアがホームの目印に停まることもない。飲食店の店員なども「怒ってるのか…?」と感じてしまうほど、不機嫌なのを隠そうともせず無愛想に働いていることもあります。


これらには、正直いまだに「イラッ!!」とさせられます。

特に、市役所などの公的機関。これがヒドイ。

コダモン
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マジでヒドイ


ドイツの役所は対応が冷たかったり、とにかく色々苦労させられます。

そして、何をするにも時間がかかる。「書類を受け取りたいだけなのに、1時間も2時間も待たされた」ということが頻繁にあります。

日本では当たり前の番号札のシステムすら導入していない役所も多くあり、人々の行列が廊下まで続くような『カオス』と化した現場を何度も見てきました。

このあたりには、『ドイツの不親切さ』をとことん感じます。

「外国人局で滞在許可の取得手続き」「住民局で住民登録」など、移住の際は誰もが必ず通る道なので、ドイツのお粗末なお役所事情で心が折れないように注意しましょう。

コダモン
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ポッキリいくかも


日本人からすれば、ドイツ人の『サービス精神のなさ』は、カルチャーショックを通り越して不快に感じるレベルです。



いかがだったでしょうか?

最後にデメリットが強調された感がありますが、それでもドイツはとても暮らしやすい国です。

欧州の違う国へ出張したり旅行した時に、やはり『ドイツの良さ』を再認識する。

コダモン
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安定のドイツ


海外では日本の常識が通用しないので、困りごとがあるのは当然です。それを考慮しても、ドイツは住みやすい。

海外移住を検討する場合は、是非ドイツを候補として検討してみてください。

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