辛くなったら転職してもいい|一度きりの人生を会社と仕事に捧げない

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コダモンです。(@kodamon)

手前味噌ですが、4ヶ国語を話すグローバルな人材としてこれまで様々なビジネスシーンで重宝されてきました。

コダモン
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エッヘン


そんな自分は転職を経験しています。

これまでのサラリーマン生活は決して順風満帆ではなく、特に日本の大手上場企業に勤めていた当時は色んな意味でストレスがヤバかったです。

そこからドイツの外資系企業に転職したわけですが…。今思い返しても、日本で働く事は相当辛かった。

そんな今回は、自分が当時転職した理由と転職を通して人生が変わったという事についてお話します。

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日本企業に就職したらツラすぎた

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ドイツの大学を卒業してから、中途採用で日系企業に入社しました。

当時は鳴り物入りで都内の大手企業に入社したのですが、その会社で典型的な日本の働き方をガッツリ経験しました。


結論から言うと、海外生活が長かった自分にはゴリゴリの日本企業はまったく合わなかった。

コダモン
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キツかった


具体例をあげればキリが無いのですが、日本では『当たり前』と言われる働き方や職場環境がとにかくストレスでした。

  1. 残業と長時間労働は当たり前。多すぎる仕事量
  2. 先輩後輩の上下関係や年功序列による複雑な人間関係
  3. 職場に存在する暗黙のルールやマナーなどの古い慣行


これらはほんの一部分ですが、どれもこれもストレス要因となり当時はたくさん心身を消耗しました。

営業部で法人営業をしていたのですが、職場では「仕事が大変なのは当たり前!」「辛いのはみんな一緒!」などと言われ、仕事よりも思考停止でストレスを量産する職場環境に疲弊しました。

コダモン
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マジで疲れた


自分はハーフですが、日本生まれで日本育ち。日本で働く事の厳しさは知っていたけれど、入社当時は「まぁなんとかなるだろう…」といった程度のお気楽なテンションでした。

しかし…。フタを開けてみたら日本の働き方はヤバかった

毎日が憂鬱で、休日にも仕事のことを考えてしまうほど社畜と化していました。

そのような洗礼を受けた結果、4年半で会社を辞めたのです。

ドイツ企業に転職したらココが変わった!

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日系企業を辞めたあとは、ドイツで転職しました。

国が変われば文化や思想も変わるため、もちろん日本とドイツは単純に比較できませんし優劣もありません。

それでも、その違いは大きい。

ドイツと日本でサラリーマンをしてみたドイツハーフが、実際の経験に基づいて『違い』をハイライトします。

コダモン
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いきます

残業がほぼゼロになった!


まずはコレ。


ドイツで転職してドイツ企業に就職したら残業がほとんどなくなりました

これはウソのような本当の話で、詳しくは別の記事でも触れたとおり:


自分は営業職なので、一般的には顧客対応や社内の折衝業務に追われる『激務』になりがちな仕事です。

実際に日本で働いていた当時は定時に帰宅することなんてほとんどなかった

コダモン
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仕事たんまり


そこからドイツ企業に転職し、新しいポジションはセールスマネージャーでした。日本にいた時と同じ営業職ですが、役職はちょっと上。

役職も上がったのに、毎日定時に帰宅しています

ドイツと日本はそもそも労働時間のモデルが異なり、ドイツは労働時間貯蓄制度を採用しています。契約上の労働時間外に発生するいわゆる『残業』や『休日出勤』は後々有給休暇などに割り当てる事ができるのです。

働き方ヒント!

ドイツ企業には残業代の概念がほぼなく、残業した分は余暇として還元されます。ダラダラ仕事をして残業代を稼ごうとする行為はドイツでは通用しない。ドイツ人は効率良く働く事に専念するため、残業が多い人は『仕事ができない人』とのレッテルを貼られかねません。


ドイツ人も残業はしますが、それは個人の裁量で時と場合に応じて行われるものであり職場ぐるみの慢性的な残業はないのです。

コダモン
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これが日本との違い


その反面、日本で働いていた当時の営業部では、「部長がまだ残ってるから」「みんなまだ仕事してるから」などの理由でみんな遅くまで残業していました。

それがドイツでは180度変わり、残業が多いと上司に「お前は残業しすぎだ」と指摘されてしまい、逆に低評価につながる場合すらあります。

職場や部下の労働時間を管理するのは上司の責任であり、ドイツでは残業が多いと逆に上層部の監督能力が問われる事になります。


コンプライアンスの意識が非常に強いドイツでは、残業は好まれないのです。

職場のストレスが減った!


日本で働いていた時は職場の人間関係にも苦労しました。

自分はコミュニケーションが得意なほうですが、それでも人間関係で疲弊した理由は『先輩後輩の上下関係』や『暗黙のルール』です。

当時の職場にはマンガみたいに『お局様』が実際にいたし、会社の飲み会は半ば強制だった。

何をするにも周りに合わせる事が求められ、個人の判断や個人の見解などはほとんど見向きもされない。

コダモン
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若手ならばなおさら


集団行動が好まれる日本では「右向け右!」で全員が右を向く事が良しとされるので、様々な事をルール化して組織や人を仕組みで動かそうとする傾向が強いです。

働き方ヒント!

「新入りが1番早く出社する」「上司より先に帰らない」などの暗黙のルールは日本の会社に多いです。そのような仕組みはチームワークとは一切関係がなく、仕事の効率性にも関与しない。職場で昔から続くただの慣行であり、結果的に集団でお互いの足を引っ張り合っているだけなのです。


ドイツ企業に転職して真っ先に感じたのが、欧米諸国によくある成果主義で成り立っているという事。

ドイツの職場では後にも先にも『結果』が問われるので、上司を納得させる成果さえ出せていれば基本的に働き方は自由です。

そのため、残業しようが定時に帰ろうが誰も気にしない。周りと足並みを揃えることに対して、誰もメリットを感じません。

ドイツの会社員は、ターゲットの達成に向けて効率良く仕事をこなす事だけに専念しているのです。

コダモン
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あくまで個人主義


これが日本とはエラい違いで、「辛いのはお前だけじゃない!」「みんな一緒!」みたいな職場の同調圧力がドイツにはない。誰が、いつ、どのスケジュールで働こうが口をはさむ人は基本的にいません。


職場の人間関係がサバサバしているドイツは自分に合っていて、一気に余計なストレスが減りました。

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心に余裕が生まれて仕事が楽しくなった!


そんなこんなで、転職したら人生が楽しくなりました

自分の場合は、日本国内ではなく『ドイツで転職』という極端な例ですが、それでも転職をするという決断自体が正解でした。

コダモン
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転職して良かった


日本では毎日残業して、仕事に疲弊して、職場のめんどうな人間関係にウンザリしていた。

会社に行くのが嫌になり、仕事どころか人生を楽しめないという暗黒期でした。自分で決めて入社した日系企業だったけれど、最後まで合わなかった。

厚生労働省の調査によると、『最初に転職を考えた時期』として22〜24歳のおよそ3割が入社して3ヶ月以内と回答しました。

(厚生労働省,世代別に見た意識と就業行動,2020年9月時点)

慣れた職場を離れるという決断はなかなか簡単にできるものではないけれど、会社員ならば誰もが一度は転職を考えます。

転職を考える理由は人それぞれで、実際に転職活動を行うかどうかも人それぞれ。


世の中には、仕事や職場がストレスでも「転職はどうせ無理」「今の職場以外ではやっていけない」と諦めてしまう人がいます。

1人で思い悩み、「どこにも逃げ場がない…」と感じてしまう人もいます。

個人的な事情やしがらみから、今の会社を辞められない人もいるでしょう。


それでも、実際に転職を経験して言えるのは結局たかが仕事という事です。


ストレスで体を壊してしまい、取り返しのつかない状況になってしまっては手遅れです。

一度きりの大切な人生を、仕事や会社ごときのために棒に振る必要はない。

コダモン
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マジでない


仕事のストレスで潰れてしまうくらいならば、働く環境をガラッと変えて人生の新たなスタートを切りましょう。

ストレスで潰れる前に転職をする

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転職して心に余裕が生まれると、人生の大切なものに目を向ける事ができるようになります。

満員電車に揺られて嫌々出勤している人も、職場の人間と顔を合わせる事が苦痛な人も。『ワーク』が人生に占める割合が大きくなればなるほど、『ライフ』を満喫する余裕がなくなるのです。

コダモン
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自分もそうだった


そこから一気に脱却するための選択肢が転職です。

終身雇用や年功序列の意識がいまだに根強い日本では「転職はリスク」「転職はメリットがない」などの意見を聞くけれど、転職でしか変えられない環境というのは確実に存在します。

職場のセクハラや上司・先輩社員からのパワハラなのはその類で、会社側に相談する気力もなく理不尽な環境を耐え続ける人は多いです。

平成28年度の調査によると、過去3年間にパワーハラスメントを受けた経験があると回答した比率は32.5%(およそ3人に1人)でした。

(厚生労働省委託事業,職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書,2020年9月時点)


社会人となって人生の大半を過ごすことになる会社や、人生における多くの時間を費やす仕事は少しでも楽しめる方が良い。

それを追い求めて転職する事は間違っていないし、明らかに嫌いな仕事や辛い人間関係をいつまでも耐え抜く必要はないのです。

コダモン
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人生には選択肢がある


ストレスで潰れる前に、転職という道を選びましょう。

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