働く理由は『やりがい』でも『お金』でもない

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コダモンです。(@kodamon)

日系の大手上場企業に勤めていた当時、職場の人間は有給休暇もロクに取らず毎日残業していました。

4年半ほど日本企業で働いていましたが、周りはみんな「社会人が大変なのは当たり前!」「仕事は辛くて当然!」などと言う人ばかり。

毎日がストレスでも働き続けることは当たり前なのでしょうか?

コダモン
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辛いのがデフォルト?


私たちが『働く理由』 – あなたは考えた事がありますか?

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仕事が辛い理由

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日本企業で社会人をまっとうするのは、容易な事ではありません:

  1. 残業や休日出勤などの長時間労働
  2. 日本企業特有の慣行やルール、マナー
  3. 先輩後輩の上下関係や職場の同調圧力
  4. 定時後の飲み会や職場の付き合い
  5. 取れない有給休暇


これらの要素は、本来の仕事に追加されるストレス要因です。

コダモン
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実際に経験した


日本人は非常に『和』を尊重します。それ自体は素晴らしい事ですが、こと企業組織においては間違った集団意識に発展してしまうケースもあります。

日本の会社では『出る杭は打たれる』という環境が多いです。周りの行動に合わせないと「職場の和を乱すな!」となりがち。その結果、「付き合い残業」「半ば強制の飲み会」「有給休暇を取りづらい雰囲気」などが生まれます。


これらの要素が上手に合わさる事で、日本の会社で働くことが「辛い」と感じる人が多い。

世界的に見ても、日本で働くことのストレスは異常だと言えるでしょう。


仕事が辛い理由は数え上げればキリがなく、日々心身を消耗しながら働く人は大勢いるのです。

働く理由を「やりがい」と言う人

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働く理由を「やりがい」と答える人は多いでしょう。

それはそれで、間違ってはいません。

コダモン
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イキイキしてて良い


ただし、そのような発言ができる人は『恵まれた環境』で働けていると想像します。

働く理由に関して自信を持って「やりがいです!」と答えられる人は、モチベーションをキープできる強靭な精神もさることながら、それ以上に職場環境がある程度充実しているのです。

働き方ヒント!

以前日本企業で法人営業をしていた時、仕事も何もかもが嫌な時期がありました。自分の中での暗黒期ですが、その当時は仕事に「やりがい」を見出すどころか辛い毎日を作業的にこなす事で精一杯でした。ストレスの感じ方は人それぞれですが、一社員の頑張りだけでは変えられないネガティブな環境というものは確実に存在します。


自分は海外生活が長くコミュニケーション能力にも自信がありますが、それらのスキルどうこうでは無く単純に日本企業で働くことは辛かったです。

コダモン
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そんで転職した


話がそれましたが、要するに…。


働く理由を「やりがい」と答えられるのは限られた人だけ!

それなのに、働く理由を聞かれて「やりがい」と答える人が多いのは、それが単純に模範解答だからです。

仕事に対して何のやりがいも無く、そこに「生きがい」を感じられないまま働いている人は相当数いるでしょう。

働く理由は「お金」でもいい?

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人々が企業に勤めるのは、単純にお金のためです。

極論ですが、仮に月々のお給料が無くなっても「会社に行きます!」「働きます!」などと言う人はいないでしょう。

コダモン
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ボランティアじゃあるまいし


社会人としての人生の中で、その大半を過ごす事になる会社と職場。そこに気の合う同僚がいたり、尊敬できる上司がいればそれは素晴らしいことです。

仕事を通して専門的な知識を身につけたり、新しい出会いや『気付き』で人生を豊かにすることも可能でしょう。

しかし…。

それでも、企業勤めの根底にはやはり『お金』があります。資本主義社会の中で生きていくためにお金は必要なものであり、そのために人々は働きます。

日本では、働く理由を「お金!」と言うのが卑しい事や間違った事のように見られがちですが、匿名のアンケートでは働く理由の上位に『お金』が必ず食い込みます。

20代〜30代のビジネスパーソン1,000人を対象に行った「はたらく理由」の調査ではトップ3(全体の8割)が「お金のため」でした。

(doda(デューダ),はたらく理由ランキング,2020年7月時点)

ただし、あくまで誤解してはいけないのが、一定以上のお金は『物欲を満たすだけ』でありお金に固執するべきではないということ。


私たちが働く本当の理由は、お金のためではないのです。

私たちが働く本当の理由

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私たちが働く理由、それは…。


大切な人のため
です。

家族のため、そして自分自身のため。

民間企業に勤めるサラリーマンやOLも、公務員も、医療従事者も。働く人はみんな大切な自分のため、家族のために働いています。

そして、どのような職種であれ働く事に対する対価は『お金』です。

つまりは…。


「大切な人を幸せにするため」に働いてお金を稼ぐ!

そういう事になります。

コダモン
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これが働く理由


だからこそ、ストレスで心身を消耗してまで働く事に対しては疑問を持つべきなのです。

働き方ヒント!

職場の辛い人間関係や長時間労働を耐えてボロボロになりながら『お金』を稼ぐ。そのような働き方は間違っています。お金で幸せにするべき大切な人(自分・家族)をないがしろにするのは本末転倒だからです。


仮に仕事が『夢中になれること』であれば、業務が辛くても充実して働けるでしょう。

しかし、世の中の多くの会社員は「働かされている」という負の感覚も強く、仕事以外にやりたくもない残業に付き合わされたり行きたくもない飲み会に参加している人も多い。そうやって日々消耗しています。

コダモン
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自分を見失う人もいる


心身に支障をきたすほど苦しい環境で働いている人は、もう既に『自分を大切にしていない』という状況にあります。働く理由を見失っている証拠です。

辛い毎日を耐え抜いて働いている人は、そこで得る知識や経験、報酬で自分を幸せにできているかどうか?それをまず自らに問うてみるべきです。

働いている本人がストレスやプレッシャーで『働く理由』を見出せていないうちは、家族や周りの人間を幸せにする事はできません。
 

働く理由を見失わないためには、必ず余暇を確保する事

これを徹底しましょう。

趣味の時間や息抜きの時間、読書をする時間、何の目的もなく散歩に出かける時間など。満員電車や移動中の『隙間時間』などではなく、心を落ち着ける時間と環境をしっかり確保すべきです。

そうする事で、自ずと『やりたい事』や『楽しい事』に考えを巡らす余裕が生まれ、最終的にあなたが働く理由が見えてくるはずです。

コダモン
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自分と家族の幸せを考える


『やりたくもない仕事』や『辛い仕事』は、まがりにも働く本人が選んで身を置いている環境において発生しています。それを忘れてはいけませんが、あまりにも環境が劣悪というのであれば…時には逃げる事も大切。

人生を楽しく過ごすために、ワークライフバランスのある働き方を目指す過程で『転職』という選択肢は確実に存在します。本当に辛い時は、人生の舵を大きく切ってもいい。


大切な家族、そして自分自身を大切にするために、心身共に健康な働き方を心がけましょう。

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